ごあいさつ

ごあいさつ

医療法人財団五省会

理事長西能 淳

医療法人財団五省会は、1962年の「西能整形外科」の開設以来、皆さまのご支援、ご高配をたまわり、六十年を超える歴史を歩んでまいりました。その間、診療機能の整備、拡充を重ね、2006年には富山空港そば、秋ヶ島に五省会第二の病院となる「西能みなみ病院」を開設いたしました。

当院では、急性期の治療を終えて引き続き医学的管理やリハビリテーションが必要な方や、在宅療養から入院での加療が必要となった方などを対象に、慢性疾患の治療とリハビリテーションに特長を有する医療・ケアを提供しております。

開設10年目を迎えた2015年には、1.5テスラMRIなどの検査機器・診断機器を増強し、既存の内科、整形外科、リハビリテーション科に加えて新たに脳神経外科を標榜。スタッフの増員を進め、摂食嚥下及び栄養摂取のサポート、ボジショニングのケアによる褥瘡予防、呼吸器ケアなど、テーマ別の多職種専門チームを発足させて、高齢化の時代の医療・保健・福祉ニーズにより一層貢献できる多機能で高品質な医療機関へと診療領域を拡充しております。

五省会としましては、隣接の「介護老人保健施設 みどり苑」とともに、「健やかな地域の創造」をめざして、良質で心のこもった医療サービスの提供に努めてまいります。

皆さまのご利用をお待ちしております。

ー いつでも明るく朗らかに ー

西能みなみ病院

病院長西嶌 美知春

西嶌病院長近影

平成26年4月に「西能みなみ病院」病院長として富山に戻り、十年目を迎えます。専門は「脳神経外科」ですが、最近、認知症専門医・指導医にもなりました。

令和6年もどうぞ宜しくお願いいたします。

私は昭和23年生まれ、生まれも育ちも東京深川です。富山医薬大開設と同時に、元富山医薬大学長 高久 晃先生、元富山大学長 遠藤俊郎先生と共に昭和55年に仙台(東北大学)から富山に移りました。
その後19年間を富山で過ごした後、平成11年に青森県立中央病院に移り副院長・脳神経センター長などを16年間勤めた後、子ども達の故郷である富山に戻りました。生来のオッチョコチョイで、人様にいつも助けていただき生きてきました。

私のモットーは、-いつでも明るく朗らかに-であります。
西能みなみ病院、みどり苑は、若くて明るい親切な職員が一杯です。私は職員達と一緒に、患者さんの治療、リハビリ、幸せのために全力を尽くします。

この10年間で、医療提携のあり方が急速に変化しております。つい最近までは、患者さんが一人の医師に全てを委ね、その信頼関係や人間関係に基づいて様々な医療行為を受容するという「院内完結型医療」を基本としていました。しかし、今では、患者さんが各医療施設の特徴を上手く利用しながら、病態病期にあった診療を受けていく「地域完結型医療」が望ましいシステムとして登場しました。地域にある様々な施設の中で「病態に応じた医療」を「広域で受ける」システム(地域包括ケアシステム)が整備促進されています。

西能みなみ病院では、療養型医療施設として、より良質な医療の提供に向け職員一同、ご家庭や他医療施設との医療連携の展開に力を尽くしてゆきます。入院診療の他、外来診療も充実させます。
平成27年8月には、従来の内科、整形外科、リハビリ科外来に加え、脳神経外科を新たに開設しました。「頭痛」「めまい」「ふらつき」「しびれ」「物忘れ」など専門職豊かな外来診療に加えて、「脳ドック」も始めました。平成30年1月には 渡邊有紀子先生、4月には 松田昌夫先生を迎え、内科診療を充実させました。平成31年1月からは、脳高次機能障害に特化した「脳活外来」を開設しました。リハビリ部門も充実しました。12名のセラピストがリハビリを担当します。短時間通所リハビリは現在60名程度の方にご利用いただいております。

当院は、富山空港近くにありますが、院内は静かで清潔感にあふれており、北アルプス立山連峰を真正面にすえた風光明媚(ふうこうめいび)な地にあります。どうぞご利用ください。誠意をもって対応させていただきます。

診療部長ごあいさつ

西能みなみ病院

診療部長松田 昌夫

松田昌夫診療部長近影

平成30年4月1日より「西能みなみ病院」に診療部長として赴任いたしました。

専門は内科(特に高齢医学)です。ライフワークとして認知症治療に力を入れております。石川県において長らく高齢医学を中心とした治療に従事して参りましたが、特にアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症等の認知症治療に力を入れてご評価をいただいて参りました。今までに得た経験・スキルを更に発揮できる場を求めて、この度五省会とのご縁をいただき、「西能みなみ病院」に勤務することとなりました。

今まで認知症を発症して困られている多くの患者さんやご家族と接してきて、患者さんご自身はもちろんですが、ご家族のご負担を軽減できるように注力して参りました。私の父も晩年に脳血管性認知症を発症して私自身も認知症患者の家族として介護経験をいたしました。その介護経験から、経験してみないとわからないご家族の心労や負担の重さを実感しており、少しでもその苦しみを軽減すること、そして患者さん自身もその人らしい人生を全うできるように寄り添うことが私の「使命」だと思っております。先入観を持たずに、予防を含めてサプリメントも活用しておりますので、ご相談ください。

また、30年近く中医学理論をベースとした漢方薬治療にも力を入れてきており、金沢市で中医学研究会も立ち上げ研鑽を積んでまいりました。西洋薬と漢方薬を併用した、より治療効果の高い治療を目指しておりますので、年齢・性別を問わずお気軽にご相談ください。

「西能みなみ病院」には、やる気にあふれたスタッフも多く在籍しており、そのポテンシャルを引き出す役割もできればと思っているところです。
これから、富山の皆様のお役に立てますように精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。