信頼と奉仕

患者さんへのメッセージ

昭和37年、当院は県内最初の整形外科診療所「西能整形外科医院」として富山市星井町で開業、ほどなく富山市五福に拠点を移し、神通川のほとりに建つ「西能病院」として地域医療に従事してまいりました。

この間、導入当時は画期的だった民間救急車や患者送迎バス、県内各処への出張診療所、スポーツイベントへの救護派遣、現在まで継続されている休日外来診療など、患者さんが必要とする医療サービスをいち早くお届けする「信頼と奉仕」の医療を旗印に、整形外科という診療領域のニーズを広く地域に浸透させてきました。

創業50周年を迎えた平成24年には施設を富山市高田へ移転し、整形外科の急性期機能を集約した専門病院「西能病院」と併設診療所「整形外科センター西能クリニック」として新たな出発をいたしました。

現在の整形外科は診療領域が細分化され、部位や症状に応じた高品質なサービスが求められるようになっています。この両施設では16名の経験豊富な医師が診療に従事、脊椎や腰椎、関節、手、骨折、スポーツ、リウマチ、リハビリテーションといった各領域を総合的かつ専門的に診療できる体制を整え、年間に十万件超の外来受診、一千数百例の手術実績を有しております。

また、令和4年には県内初となる人工関節手術支援ロボティックアーム(米国ストライカー社 MAKO)を導入。デジタル・テクノロジーを最大限活用し、より正確でかつ安全な手術が提供できる環境を整備いたしました。

社会の制度や価値観が変わっても、健康は万人の願いであり、幸福の源です。これからも私たちは「信頼と奉仕」というシンプルな理念に込められた医療の本分を大切に、「心あるプロフェッショナル」として毎日の診療に取り組んでまいります。

皆さまのご利用をお待ちしております。

理事長 西能 淳 

患者さんの権利の尊重と
良質な医療提供をすすめるために

医療法人財団五省会は「信頼と奉仕」の理念を基に、患者さんの権利を尊重し、患者さん本位の良質な医療の提供に努めます。そのためには、患者さんと医療者がお互いの権利と責務を認め合いながら、協力して良好なパートナーシップを築く必要があります。次に掲げる事項について、ご理解いただきますようお願いいたします。

増田明ポートレート
西能病院
病院長増田 明
西能健ポートレート
整形外科センター西能クリニック
院長西能 健

患者さんとのお約束事項

  1. だれでも、どのような病気にかかった場合でも、良質な医療を公平に受ける権利があります。
  2. だれもが、一人の人間として、その人格、価値観などを尊重され、医療提供者との相互の協力関係のもとで医療を受ける権利があります。
  3. 病気、検査、治療、見通しなどについて、理解しやすい言葉や方法で、納得できるまで十分な説明と情報を受ける権利があります。
  4. 十分な説明と情報提供を受けたうえで、治療方法などを自らの意思で選択する権利があります。
  5. 自分の診療記録の開示を求める権利があります。
  6. 診療の過程で得られた個人情報の秘密が守られ、病院内での私的な生活を可能な限り他人にさらされず、乱されない権利があります。
  7. 良質な医療を実現するためには、医師をはじめとする医療提供者に対し、患者さん自身の健康に関する情報をできるだけ正確に提供する責務があります。
  8. 納得できる医療を受けるために、医療に関する説明を受けてもよく理解できなかったことについて、十分理解できるまで質問する責務があります。
  9. すべての患者さんが適切な医療を受けられるようにするため、患者さんには、他の患者さんの治療や病院職員による医療提供に支障を与えないよう配慮する責務があります。